2019年1月24日
ミニマルインターベーション(最小侵襲治療:MI治療)とは簡単に言えば最小限の治療のことです。
従来、虫歯治療では黒い虫歯部分とその周囲を削る予防拡大の考え方が主流でした。
これは虫歯の取り残しを防ぐには有効的な手段でしたが、患者様の大切な歯質を大きく削ります。
その暁には、大きな銀歯になることがほとんどでした。
また、コンポジットレジンというプラスチックで補ったとしても欠けや破折のリスクが高く再治療の可能性もありました。
フジデンタルクリニックでは、患者様の大切な歯を守るMI治療法を率先して取り入れております。
今ある歯をなるべき削らずに残していきます。
- 必要に応じて拡大眼鏡(サージテル)や特殊な液で虫歯部分を染め出し視覚的に判断します。
- MI治療専用のバー(歯を削る道具)を用います。
- 虫歯の部分しか削りません。
- 削った部分には歯質接着性のあるレジン(ナノフィラーコンポジットレジン)を用いて修復します。
- 大きな虫歯で金属にて補う場合、金属の下には接着性のレジンを用いて歯質及び神経を保護します。
- 術後の管理を徹底し2次う蝕を回避いたします。
あまりにも大きく虫歯に侵された場合にはMI治療は適用できません。
歯内療法およびドッグベストセメント治療をお勧めいたします。
拡大鏡(サージテル):2倍に拡大して見えます。