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イベルメクチン

2021年8月16日

コロナウイルスのキラーとして最近話題になっているイベルネクチンについて考察してました。

 

 

現在マスメディアなどで取り上げられていますが、実際には効果がわかっていません。

 

イベルメクチンとは経口駆虫薬で、商品名はストロメクトールといいます。

北里大学特別名誉教授の大村智先生の研究によって世に出た薬です。

この業績によりノーベル生理学・医学賞を受賞されております。

非常に世界的に有効な抗寄生虫薬です。

このイベルメクチンがコロナ感染症に有効であると論文が発表され、ざわついております。

 

2020年12月8日にFLCCC(Front Line COVID-19 Critical Care Alliance)のピエール・コリー会長が「政府機関は早急にイベルメクチンの効果を評価し、処方を示すべきだ」と発表しました。

その後、各研究機関での研究報告で有効性があるとの見解がありました。

 

しかしながら現在2021年8月においては論文の取り下げという不名誉な事実が世の中を席巻しております。

 

僕は大学院にて分子生物学の研究を行ってきました。

論文の取り下げとは不名誉で恥ずかしいことです。

 

かつて日本でもあったSTAP細胞の事件のままと思います。

状況によっては不正、偽造とも取れると思います。

 

現在の多種多様な研究者の論文では有効性を認められないとされております。

つまり、イベルメクチンは効果がないと言われています。

 

では、なぜ結果有効という論文やグループがいたのかを考えました。

一つは、解析方法ではないかと思います。

バイアスがかからないように臨床試験が行われていないこと。

 

臨床試験とは人体に対しての実験的試験ではありません。

綿密な計画を立てて、有効性と安全性を検証することを目的としています。

つまり、バイアスがなく純粋な臨床的な疑義や問題を解決するために行うものです。

これが不十分です。

 

また、解析方法が後ろ向き試験だったことではないでしょうか?

後ろ向き研究とは現在起きている自称について、過去にさかのぼり過去の事情を考察して、結果それが原因だったと考える方法です。

 

これは不正確な方法ですが一つの研究として成り立っております。

 

 

とはいえ、絶対にイベルメクチンが効果がないとは言い切れません。

無いことを証明することは難しいです。

これを悪魔の証明といいます。

 

インフォデミックという言葉を以前記しましたが、正確な情報は金よりも重く重要です。

 

今後とも研究論文を読み考察してみたいと思います。

 

 

ところでイベルメクチンが効果があると購入されている方は大丈夫なのでしょうか?

心配になります。