2025年10月7日
最近、患者さんから「MTAセメントを使った治療」についてお問い合わせをいただくことが増えました。今日はこの特別な材料について、分かりやすくお話ししたいと思います。
MTAセメントって何?
MTAセメントは、1990年代にアメリカで開発された歯科治療の材料です。日本では2008年頃から使われるようになり、「歯の神経を守る治療」で大活躍している材料なんです。
従来の材料との違いは?
| 項目 | MTAセメント | 従来の材料 |
|---|---|---|
| 特徴 | 強力な殺菌・封鎖効果 | 一時的な保護 |
| 神経への優しさ | とても優しい | 普通 |
| 治療の成功率 | 高い | 中程度 |
| 費用 | 自費診療 | 保険適用 |
どんな時に使うの?
1. 深い虫歯で神経が見えてしまった時
従来なら神経を取る必要があった場合でも、MTAセメントを使えば神経を残せる可能性があります。
2. 治療中に歯に小さな穴が開いてしまった時
意外に起こりやすいトラブルですが、MTAセメントでしっかり修復できます。
3. 歯の根の先の治療
根の先端部分の治療でも、MTAセメントの優れた封鎖性が威力を発揮します。
MTAセメントのいいところ
- 神経を残せる可能性が高い
歯の寿命が格段に延びます - 強力な殺菌効果
虫歯菌をしっかり除菌してくれます - 体に優しい
金属アレルギーの心配もほとんどありません - 長持ちする
湿気に強く、お口の中で長期間安定しています
知っておきたいポイント
費用について
MTAセメントを使った治療は自費診療となります。材料費や技術料を含めて、事前にしっかりとご説明いたします。
見た目について
前歯の治療では、変色を防ぐタイプのMTAセメントを使用するなど、美しさにも配慮しています。
治療後について
治療直後は軽い違和感があることもありますが、多くの場合数日で落ち着きます。
よくあるご質問
Q. 保険は使えないの?
A. 申し訳ございませんが、MTAセメントを使った治療は自費診療となります。ただし、その分高い治療効果が期待できます。
Q. 痛みはありますか?
A. 麻酔をしっかり効かせて治療しますので、処置中の痛みはありません。
Q. 他の歯医者さんで断られた場合でも治療できる?
A. お口の状態によりますが、一度ご相談ください。セカンドオピニオンも承っています。
成功のカギは「環境づくり」
MTAセメントがいくら優れた材料でも、使い方が重要です。当院では:
- ラバーダム防湿で細菌の侵入を完全にシャットアウト
- マイクロスコープを使った精密な治療
- 質の高い詰め物・被せ物でしっかりと密封
これらすべてが揃って、初めて良い結果が生まれます。
まとめ
MTAセメントは「歯の神経を守る」素晴らしい材料ですが、正しい知識と技術があって初めてその力を発揮します。
私たちフジデンタルクリニックでは、患者さんの大切な歯を守るために、最新の知識と技術でMTAセメント治療を行っています。
「神経を取る」と言われた歯でも、諦める前に一度ご相談ください。
皆さんの歯を一本でも多く、長く残すお手伝いをさせていただきます。
ご不明な点がございましたら、いつでもお気軽にお声かけくださいね!
フジデンタルクリニック
患者さん一人ひとりの歯を大切に、丁寧な治療を心がけています。


