2026年10月13日
歯医者さんの話ではありません。
個人的な趣味の話が多くてすみません。
タップの話です。
ここしばらくビリヤードのタップ加工に携わっております。
(ビリヤードの木の棒の先っぽの革の部分ね)
ある程度の好みの物を作れてはいます。
んが、ある程度であり、ある程度なのです。
多分、欲目があるので、中途半端なものかもしれませんが・・・。
僕の好みだと信じたい。
バイアスがねぇ・・・。
歯科の論文や臨床発表、症例研究会、勉強会などもバイアスがあるわけで、ましてや・・・。
とにかく、感覚的には気に入った(とおもう)ものはできています。
繰り返しますが、ビリヤードのタップの話。
でも、クオリティ的にはいまいち。
商品にならない、趣味の個人レベル。
せっかくなので、誰にも見せれるものを作りたいわけです・・・。
とりま、いいものはできてると思うけど、ダメ。
もう少し研究します。
2026年10月11日
内容を日本語で要約・再構成してお伝えします。
出典はDr. Dave(コロラド州立大学の機械工学教授 David Alciatore)の解説ページです。
https://drdavepoolinfo.com/
1. タップの硬さで何が変わるか
著者の結論は「硬さの選択はそれほど重要ではなく、強いて言えば硬いタップがやや有利」です。根拠として挙げられている要素は次のとおりです。
- 耐久性:硬いタップの方が長持ちし、形状も崩れにくい。柔らかいタップも使ううちに硬くなる。
- スピン量:一般的なプレーキューの硬さの範囲内では、硬さはスピン量に直接影響しない。スピンの上限を決めるのはミスキューが起きる限界オフセット。
- 打感・音:柔らかいタップは手への衝撃が小さく、音は鈍い「ドスッ」系。好みの問題。
- チョークの乗り:柔らかい方がチョークを保持しやすい。チョーキングが雑な人には柔らかいタップが有利になりうる。
- チョーク跡:柔らかいタップは変形量が大きく、手球に大きなチョーク跡を残すため、キック(張り付き・異常スロー)が起きやすくなる。
- タップの厚み:薄く削れる(摩耗する)ほど硬く感じる。
- 表面処理:ヤスリ等で荒らしていないとチョークが乗らずミスキューが増える。硬いタップほどこの手入れが重要。
- エネルギー伝達効率:硬い方がわずかに効率が高く、同じストロークで手球速度がやや上がる。引き球では的球到達時に残る逆回転がわずかに多くなる利点がある一方、柔らかい方は繊細なタッチの球で制御しやすい可能性がある。
- ジャンプ:ジャンプキュー禁止のリーグでは、硬いタップの方がジャンプしやすい。
- フェノール系の超硬タップ:革タップほど変形しないため、スピンをかけるならタップ先端をあまり平らにしない方がよい。
- 接着:柔らかいタップは接着剤を吸いやすく先角への固着が強い可能性があるが、正しく取り付けていれば大差ない。
著者は「自分に合うと信じて打感や音が気に入れば、それで上手く撞けるだろう。心理の影響は大きい」とも述べています。
2. 柔らかいタップの方がスピンがかかるか
答えは「No」です。
検証動画の結果、ブレイクキューの超硬フェノールタップと比べれば柔らかいタップがわずかに引きが効いたものの、一般的なプレー用タップの硬さの範囲内では差は測定できないほど小さい、とされています。よくチョークされた硬いタップは、柔らかいタップと同等かそれ以上のスピンをかけられる、というのが主張です。
物理的な根拠は、回転量と速度の比率は撞点のオフセット(中心からのずれ)だけで決まるという点です。柔らかいタップは効率が低く、手球速度も回転量も「同じ比率で」少し減るだけで、比率自体は変わりません。この導出は同サイトの技術証明(TP A.30)に数式付きで掲載されています。
「柔らかいとスピンが効く/効かない」と感じる理由も説明されています。柔らかいタップは同じストロークでも手球が遅くなるので、的球やクッションに届くまでに回転が多く減衰し、スピンが少なく感じる場合があります。逆に、手球が布の上を滑る撞点では引きずり効果で横回転が強調され、スピンが多く感じる場合もあります。いずれも手球速度を揃えて比較すれば差は消える、とのことです。
「接触時間が長いからスピンが乗る」という説も否定されています。接触中に手球がわずかに回転するため、離れる瞬間のオフセットは当たり始めより大きくなります。接触時間が長い柔らかいタップの方がこのずれが大きく、ミスキュー限界に先に到達しやすいので、むしろ硬いタップの方が平均オフセットを大きく取れる理屈になります(ただし差は実用上無視できる程度)。接触時間はどちらも約1/1000秒で、手球の速度が同じなら力積は同じなので、伝わる運動量は変わりません。当たり始めは限界内だったのに、接触中に限界を超えて起きる「遅れミスキュー」の例も動画内で示されています。
ミスキュー限界については、硬いタップがチョークを保持できていなければ限界は中心寄りになりえますが、毎回正しくチョークして手入れしていれば硬さによる差はない、とされています。硬いタップは接触面が小さい分、面圧が高くチョーク粒子が食い込みやすく、接触面の一部が限界外にはみ出しにくいという利点も挙げられています。
最後に、心理面として「硬いタップは外側を撞けない」と思い込むと無意識に撞点が中心寄りになりスピンが減ること、確証バイアスで信じたいことを信じてしまうことが指摘されています。
3. 硬さは手球の逸れ(スクワート)に影響するか
ほとんど影響しない、という結論です。
2008年の実験では柔らかいタップの方がわずかに逸れが大きかったものの、著者自身が統制が不十分だったと認めています。より慎重な2014年の検証では、タップの種類・硬さ・高さはスクワートにほぼ影響せず、むしろ硬いタップの方がわずかに逸れが大きかったとのことです。理由は、硬いタップは一般に密度が高く重いため、先端の実効質量(エンドマス)が増えるからです。接触時間の長さより重さの影響の方が大きいと見られています。
補足(根拠の強さについて)
この記事の主張の強さには差があります。「スピン比はオフセットのみで決まる」は剛体力学から導かれる話で根拠が強い一方、スクワートの部分は著者自身が実験の限界を認めており、相対的に弱いです。また「硬さ」と「密度・重さ」が交絡している点は記事内でも明示されていて、硬さ単独の効果は切り分けられていません。
タップを染色・加工する立場で実用上効いてくるのは、硬さそのものよりも「厚み(削るほど硬くなる)」「表面がグレーズ化してチョークを保持できるか」「重さ」の3点だと読めます。
2026年10月10日
とりま、Ver.1.2
今回の使用は少しハード目に工夫。
一応、各種データーを数字で取ってVer. 1.1よりはおよそ10%程度
硬さ、弾性係数、締め圧 などを工夫している。
結構、『みちみち』のイメージが強め。
とはいえ、数字上の話だけで意味がないので、もう一つだけバージョンを変えたものを作る。
そんで、3つを比べていきます。
2026年10月9日
タップのサンプルがある程度できました。
しかし、どうも納得いかない部分もある。
タップを切断した面です。
よーく見ると繊維のぶつぶつが見える。
これは僕の思うところの中途半端。
なかなか思ったようにはいかなわけなのだ。
これ以上加工過程を進めれば革の繊維に影響が大きく出る。
つまり、崩れやすいものになる可能性がある。
弾性と硬度を維持しつつ、反発を求める。
球との接触時間は極々ごくわずか、そのコンマ001〜002秒の間の話。
正直、意味があるのかが不明。
そこが、いいのだよ。
と、声が聞こえる気がする。
まぁ、もう少し精度を厳密に見てみようと思う。