2022年8月10日
那覇コロナ検査センター
やっとここまで来ました。
何も始まっていませんが、スタート地点まで来ました。
1年以上前、コロナウイルスPCR検査は有料だった。
僕は無料化したいと言って、言いまくっていた。
政府の方針で無料化になった。
(別に僕の発言は関係なくねw)
患者さんやスタッフの安全のために簡単に検査できたらいいなぁと思い、PCR センターを立ち上げる計画たてた。
色々なチャチャや横やり、反対意見など沢山あった。
ある先生には電話口で、『歯医者のやる事じゃねぇー』と怒鳴られたこともあった。
何やかんやで、衛生検査所として那覇市に登録された。
本当にいろんな方に感謝。でもまだ無料検査になっていない。
そこから半年以上。
交渉に交渉、アイデア、意見いただく。
感謝しかない。
やっと本日、無料PCRセンターとして沖縄県HPに登録になりました。
8/10から運営開始です。
営業時間
◎ 火・水・木・土
11:00~13:00 16:00~21:00
(受付18:00まで)
◎ 日・祝
11:00~13:00 15:00~18:30
(受付16:30まで)
※ 受付時間にかかわらず定数を満たした場合にはお断りする場合があります。
予約専用電話番号
090-6868-1807
今年の目標の一つが始動しました。
覚えていただければ幸いです。
2022年7月27日
コロナ感染症が増えていますが、今回はあえてサル痘のお話です。
サル痘てどんな病気?
サル痘ウイルス(Monkeypox virus)によって感染します。
発熱や発疹、リンパ節の腫れなどが見られる。
致死率は低い。
潜伏期間は7日~21日程度。
人から人への感染はまれではあるが、体液や飛沫などで汚染された寝具などにより感染があり得る。
少し調べてみました。
1970年代にザイール(コンゴ共和国)で初めて報告されました。その後はアフリカを中心として発生し、アフリカの風土病として認知されてきました。
日本では現在のところサル痘における感染者の報告は2022.7.25に1症例となっています。
アジア県内で発生が非常に少なく、日本で1症例のみとなっています。
(今後の増加については不明です。)
WHOは7/23に『国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態』と宣言しました。これは2020年に新型コロナウイルス感染症に対して出されたものと同様です。
WHOの見解として緊急事態とありますが、サル痘は比較的コントロールしやすい感染症と考えられます。それは天然痘ワクチンが有効(85%以上)とされているからです。
ウイルス研究者の間では1974年以前の出生者は天然痘ワクチンの予防接種を受けているため殆どの割合で発生予防効果があるとされています。
天然痘ワクチンによって約85%発症予防効果があるとされています。
僕は1977年生まれで予防接種を受けていません。
国内では天然痘ワクチンは製造されていますが、バイオテロなどの緊急事態が起きたときなどを含めた備蓄用とのことです。
サル痘の予防接種ワクチンとして認可が下りるかは不明です。
(サル痘では国内利用可能な薬事承認された治療薬はありません。)
国内で発生がありましたが、日本の医療は十分に対処できます。
ワクチンに関しても、研究に関しても最先端を行っていると思います。
正しい知識をつけインフォデミック(不確かな情報の流布)が起きないように冷静に対処するころが一番だと思います。
2022年4月28日
三浦瑠璃さんが『脱マスク』に関してコメントをツイッターやTVなので発信しております。
僕は、すごく細かく見ているわけではないので情報不足や見当違いの発言があったら指摘をお願いします。
素材の問題などもあるでしょうが、マスクの有効性は非常に高いと信じています。
これを疑っている医療従事者はいないと思います。
日本が誇るスーパーコンピューター『富岳』のシミュレーションでもマスクの効果は非常に有用とデータとして出ています。
科学的根拠といったところでしょう。
また、Lancet Public Health掲載論文によると『マスクの着用が、経済的な点でも損失を小さくする』といった非常に興味深い論文があります。
本当に色々と意見はあると思います。
2019年以前のような生活がしたいですし、マスクに関しては自由でした。
しかし、
自らを守るだけではなく、家族や他者を守ることを思って行動をとりたいと僕は思います。
コメンテーター氏の意見はどうも腑に落ちない感じがしてブログにいたしました。
読まれた方ご意見があればください。
2022年3月16日
医療法人 藤垣では新たに那覇市安里に衛生検査所を設立いたしました。
那覇コロナ検査センターとして運営いたします。
沖縄県および那覇保健所おいて登録をおこなった正式な施設となります。
唾液を採取し那覇コロナ検査センターに検体を移送し検査を行います。
僕をはじめとするスタッフ一同は常時コロナ検査を受ける環境が確立いたしました。
今後は法人関係者のみではなく一般の方からの検査も受け付ける予定です。
(現在準備中)
今後ともよろしくお願いいたします。
医療法人 藤垣
理事長 藤垣佳久
2022年1月16日
PCRについて考察。
大学院時代、薬理学講座にて分子生物学を学んでいるときよく勉強不足で怒られたことを思い出しますw
PCRはある遺伝子(設計図)を鋳型として増幅する方法です。
ベースとなる考え方はPCR1サイクルで鋳型遺伝子が2倍になります。
日本では40サイクルの増幅がスタンダードです。
つまり、増幅効率を無視してもPCR40サイクル(Ct値40)では
1個の遺伝子を2,4,8,16,32・・・・と増やしていきます。
40サイクルとなると1,099,511,628,000
非常に高倍率です。
あくまで増幅率100%ととした場合ですので、数字の上です。
実際にはもっと劣るでしょう・・・。
コロナウイルスが体内に入り、症状が出ます。
もちろん一定以上のウイルス量がなければ症状として発現しません。
体内に免疫があります。
これは自然免疫と獲得免疫があります。
特定マーカーに対して攻撃するのが獲得免疫でこれがワクチンです。
コロナウイルスが体内に入り症状が発現すると、体内の免疫機構が働き戦います。
その結果、免疫物質が勝ち得て症状が軽減します。
これが治癒です。
しかしウイルスはまだ潜んでいます。
この時点でPCR検査をしても陽性と出ます。
かなり少ない確率ですが、高齢者や幼年者など免疫が低い方にはこの時点でも治癒した方と接すれば感染します。
ウイルスに感染し、治りました。
と言われる場合でも、体内にウイルスがあり他者にうつす可能性を否定できません。
やはり、治ったとお医者様にいわれても検査をし自らの体内に感染の元がないことを確認すべきではないかと僕は思います。
治癒=コロナウイルスゼロ ではありません。
検査によって確認をし、互いの安全を確認しあってください。